文献詳細
連載 眼科図譜・226
文献概要
〔解説〕
生後48時間で死の転帰をとつた単眼児の1例について臨床像・病理組織像を報告する。
病例は,2回経産で28歳の女性に生まれた単眼児で前方後頭位により満期産で出産した。生下時体重は,2,510gであつた。臨床的にまず前景に立つのはその特異な風貌であり,proboscisあるいはtrompeと名付けられる棒状の鼻を上方に挙上すると,2対の眼瞼によつて区画された結膜が現われ,さらに十分開瞼すると痕跡的な角膜が2つ認められた(第1図)。典型的な小頭症もみられた。
生後48時間で死の転帰をとつた単眼児の1例について臨床像・病理組織像を報告する。
病例は,2回経産で28歳の女性に生まれた単眼児で前方後頭位により満期産で出産した。生下時体重は,2,510gであつた。臨床的にまず前景に立つのはその特異な風貌であり,proboscisあるいはtrompeと名付けられる棒状の鼻を上方に挙上すると,2対の眼瞼によつて区画された結膜が現われ,さらに十分開瞼すると痕跡的な角膜が2つ認められた(第1図)。典型的な小頭症もみられた。
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