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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科30巻9号

1976年09月発行

文献概要

臨床報告

眼瞼の大欠損例5例に対する眼瞼再建手術

著者: 新家真1

所属機関: 1東京大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1045 - P.1054

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緒言
 眼瞼は,その特殊な構造と機能のため,その欠損の再建にあたつては,いくつかの固有の問題があり,眼科形成外科的に重要な位置を占めている。特に眼瞼の全層大欠損に対する形成手術は,眼瞼腫瘍の摘出後眼球を保護しかつ眼瞼部の美容目的のためには欠くことのできない手術である。したがつてその再建法としていろいろの技術が考えられてきた。それらを要約すると次の三つの術式に大別できる。
 1.Sliding flap法:上下眼瞼の何れか残つた方を,失われた方の再建に供する術式であつて,Hughes6),Fox4),Culter & Beard2),Smith14)らによる各種の変法があり,よく用いられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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