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特集 第30回日本臨床眼科学会講演集 (その1) 学会原著
若年性リューマチ様関節炎と慢性虹彩毛様体炎
著者: 大野重昭12 Samuel J.12 G. Richard12
所属機関: 1 2現住所:北海道大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.31 - P.35
文献購入ページに移動Juvenile Rheumatoid Arthritis (若年性リウマチ様関節炎,以下JRAと略す)は,小児ブドウ膜炎における最も頻度の多い原因の一つであり,その視力の予後は不良といわれ,病因も不明のままである。JRAの約10%に慢性虹彩毛様体炎が合併するといわれているが,その眼合併症の出現を予告できる有効な検査もみつかつていない。
著者らは今回,University of California, SanFranciscoのUveitis Survey Clinicにおいてみられた,58例のJRAに合併した慢性虹彩毛様体炎について,その臨床所見および検査所見の検討を行なつたので報告する。
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