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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科31巻12号

1977年12月発行

文献概要

連載 眼科図譜・241

Actinomyces israeliiによる涙小管炎の1例

著者: 長嶋孝次1 川浪正2 上田恵一3 鷲津良道4

所属機関: 1京都市長嶋眼科医院 2京都府立医科大学眼科学教室 3京都府立医科大学皮膚科学教室 4京都府立医科大学臨床検査部

ページ範囲:P.1424 - P.1425

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〔解説〕
 真菌性涙小管炎の報告は少なく,わが国では小口忠太1)の1例から田中幸子ら2)の3例までを合算しても20例に満たない。しかし,抗生物質や副腎皮質ホルモン剤の影響で真菌症が増加しているといわれる最近では,頑固な片側性結膜炎の原因究明に涙道の検査3)を手抜かりなくおこなえば,本症はときおり遭遇するものである。ここに供覧するのは典型的な症状を呈した1例である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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