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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科31巻12号

1977年12月発行

文献概要

GROUP DISCUSSION

遺伝・先天性眼疾患

著者: 水野勝義1

所属機関: 1東北大

ページ範囲:P.1499 - P.1503

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1.自然発症網膜変性ラット(SDR)とライソゾーム酵素
 自然発症高血圧症ラット(SHR)からERG振幅を指標として選び出したSDRのlysosome酵素活性について生化学的および組織学的に測定した。12カ月齢のSDRの網脈絡膜のcathepsin Dとβ-glucuronidaseは,totalおよびfree activityともに,ウィスターラットの約2倍の活性を認めた。SDRの網膜色素上皮層のacid phosphataseは組織化学的に異常な量の反応と局在性を示した。これらの点から,SDRの網膜変性に及ぼすlysosome酵素の役割は重要であると思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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