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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科31巻2号

1977年02月発行

総説

人工眼内レンズ

著者: 深道義尚1

所属機関: 1関東労災病院眼科

ページ範囲:P.163 - P.167

文献概要

緒 言
 人工的な眼内レンズ,いわゆる人工水晶体移植の歴史は,1949年11月にRidleyが,彼の考案した後房レンズ挿入手術に始まることは余りにも有名である。しかし,この後房レンズは余りにもリスクが大きく,一般化するに至らずに消え去つたようである。
 その後,この眼内レンズの問題は,レンズそのものを後房から前房に留置することで世の注目を集めたこともあつたが,眼球内における固定法や,眼内組織,特に角膜に対する障害の強いことで,ほとんど忘れ去られることが多かつたようである。初期の頃の前房レンズで,今日も使用されているのは,Choiceのレンズのみである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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