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特集 第30回日本臨床眼科学会講演集 (その2) 学会原著
フリーズ・フラクチャーおよび超薄切片による網膜色素変性症の電子顕微鏡的観察
著者: 大熊正人1 沖波聡1 樋端みどり1 塚原勇1
所属機関: 1京都大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.217 - P.230
文献購入ページに移動1966年水野,西田1,2)は,はじめて網膜色素変性症を電子顕微鏡的に観察した。その時点で内外に37の剖検例が報告されていると述べている。その後も若干の剖検例と電子顕微鏡による観察例が記載されている3〜7)が,これらの剖検例の大部分は合併症により眼球摘出を受けたもの,あるいは死後変化の強いものである。しかし続発性変化を伴うものの,徐々にではあるが,新しい知見が積重ねられている。
著者らも今回網膜色素変性症で絶対緑内障を伴つた1例を電子顕微鏡およびFreeze-Fracture法により観察する機会を得たので報告する。
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