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特集 第30回日本臨床眼科学会講演集 (3) 学会原著
眼科超音波診断に関する研究—第12報 硝子体病変の超音波診断
著者: 太根節直1 室本雅夫1 佐久間靖子1 伊藤清治1 河野英子1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.407 - P.411
文献購入ページに移動硝子体病変に対する超音波診断は,強い透光体混濁などが存在して,光学的検査法が行ないえない場合には,今日なお,X線CTスキャナー断層診断などでも眼内変化の把握には不十分であるため,その有用性は十分に評価されており,眼内病変の診断にはこれらの各種検査法と併用すべきものであることは論を俟たない。
今回は硝子体病変に対する最近の新しい超音波検査手技の応用を試み,ディジタル式同時断層表示法,スキャンコンバータによるグレイスケール表示法,ドップラー法,およびMモード法などの総合的応用に関して診断上新知見が得られたので,その大要を報告する。
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