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特集 第30回日本臨床眼科学会講演集 (3) 学会原著
眼部異物の診断における超音波診断の役割
著者: 澤田惇1 L.Kaefring C.Ossoinig
所属機関: 1宮崎医科大学眼科学教室 2アイオア大学病院眼科
ページ範囲:P.413 - P.417
文献購入ページに移動眼部異物に対する診断には超音波による検査がX線診断とともに用いられている1〜3)。その目的とするところは,1)異物の探知,特にX線透明の場合,2)異物の位置判定(定位),特に二重穿孔の有無の判定,3)合併障害の有無とその程度判定,および4)手術方法の選択である。このような目的が十分果たされるためには適当な診断装置と系統づけられた診断方法が必要である。今回私共はIowa大学において多数の眼部異物症例,特に眼球内のものについての成績を検討した結果,超音波診断法が本症の診断・管理にすぐれていることを明白にしえたので,診断方法ならびに結果を報告する。
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