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特集 第30回日本臨床眼科学会講演集 (その4) 学会原著
視機能異常児の検出成績—4歳児の集団を対象としたスクリーニングについて
著者: 大関尚志1 木村素子1 木ノ内智賀子1 秋山明基2 鈴木慶子2 西岡三紀3
所属機関: 1横浜市立大学医学部眼科学教室 2神奈川県立こども医療センター眼科 3小児療育相談センター
ページ範囲:P.545 - P.548
文献購入ページに移動著者らは視機能異常児の早期発見,早期治療を目的として,1970年度より神奈川県下の4,5歳児の視機能に関するスクリーニングを神奈川県小児療育相談センター(センターと略)を中心として行なつてきた。この方式はアンケート調査に加えて検査員による出張検査を行ない,そこから選別された幼児に対して眼科医による精密検査を行なうという一連の方法であつた。1975年度は新しい試みとして一部改変したアンケート表に加えて0.3のランドルト環(ラ環と略)をそえて保護者による視力検査を併用した。またこれとは別に0.3および0.5のラ環をもちいた幼稚園の保育者による視力検査をも併用した。そしてスクリーニングの結果視機能異常の疑われるものについて眼科医による精密検査を行なつた。
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