icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科31巻4号

1977年04月発行

文献概要

臨床報告

螢光眼底検査後に不幸な転帰をとつた1例

著者: 藤田邦彦1 鈴木弘子1 天野清範1

所属機関: 1埼王医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.575 - P.577

文献購入ページに移動
緒 言
 螢光眼底撮影の際に使用するFluoresceinsodium水溶液(以下Fl-Na液)の静注による副作用として,一過性の悪心,嘔吐など短期間の副作用は時に経験するが,他の薬物に見られるような長期間にわたる肝,腎障害やショックなどの重篤な副作用は非常に少ないとされている。
 最近,われわれはFl−Na液静注後,脳塞栓による中枢神経障害が出現し,2週間後,死に至つた1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?