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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科31巻5号

1977年05月発行

総説

硝子体切除術の最近の動向—装置の現況

著者: 松井瑞夫1

所属機関: 1日本大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.613 - P.620

文献概要

まえがき
 欧米,ことに北米におけるpars plana vitre-ctomy経毛様体扁平部硝子体切除術の普及には目覚ましいものがあり,一つの施設ですでに1,000例をこえる手術症例を経験しているところすらある。このpars plana vitrectomy の発達の歴史,また発達の主導者の1人として人きな役割を果したRobert Machemerの研究の概略は,すでに本誌にも掲載された。また,わが国にも硝子体手術研究会が発足し,すでに2回の研究会をもら,昨秋の中部日本学会の折には硝子体手術についてのシンポジウムも開催され,わが国でも本手術の普及期をむかえるにいたつたということができよう。そこで今回は,現在われわれが入手することのできる硝子体手術器具について,筆者が現在までに実際に使用した器具,実際に手にとつてみたことのある器具,さらに詳しい資料を入手することのできた器具までふくめて,それぞれの紹介を行なつてみたいと思う。これから硝子体手術をはじめる時に,その機種の選択に迷つている方に多少とも参考になればと考えている次第である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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