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特集 第30回日本臨床眼科学会講演集 (その6) 学会原著
網膜血管反応性の研究—開放隅角緑内障眼の飲水負荷後の網膜血管径について
著者: 小林直樹1 環竜太郎1 小早川幸代1 堀内二彦1 小池裕司1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.767 - P.773
文献購入ページに移動網膜循環は生理的状態において,いわゆる自動調節機構に従つて恒常状態を保つている。なかでも,眼圧と網膜血流量の関係については,緑内障性視神経乳頭陥凹および緑内障性視野変状の成因を考える上で議論の多いところである。
そこで,われわれは網膜血液循環の自動調節機構の解明の一端として,長期にわたる眼圧上昇が,網膜血管にどのような影響を与えているかを知る目的で,正常眼と開放隅角緑内障眼を対象に,飲水負荷を試み,その時得られた眼底写真から血管径変化率を基に網膜血管反応性を検討した。
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