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小児眼科
著者: 湖崎克1
所属機関: 1大阪市立小児保健センター
ページ範囲:P.1095 - P.1099
文献購入ページに移動1.輪部デルモイドの遠隔成績について
小児の輪部デルモイドの治療として,腫瘍切除,表層角膜移植などの手術が行われることが多いが,術後,角膜乱視,偽翼状片の発生などにより,視力はあまりよくない事が知られている。著者らは,最近10年間の輪部デルモイド患者,約25名のうち記録不明者を除く約19名(非手術患者も含む)について,その遠隔成績(主として乱視の程度,視力,偽翼状片の発生など)を調べ,予後を検討してみた。その結果,比較的強い乱視と,高い偽状翼片の発生をみたが,これらの結果から手術方法,時期など予後の改善のために考按を加えたい。
小児の輪部デルモイドの治療として,腫瘍切除,表層角膜移植などの手術が行われることが多いが,術後,角膜乱視,偽翼状片の発生などにより,視力はあまりよくない事が知られている。著者らは,最近10年間の輪部デルモイド患者,約25名のうち記録不明者を除く約19名(非手術患者も含む)について,その遠隔成績(主として乱視の程度,視力,偽翼状片の発生など)を調べ,予後を検討してみた。その結果,比較的強い乱視と,高い偽状翼片の発生をみたが,これらの結果から手術方法,時期など予後の改善のために考按を加えたい。
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