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特集 第31回日本臨床眼科学会講演集 (その1) 学会原著
緑内障視野の進行形式
著者: 湖崎弘 中谷一1 塚本尚2 清水芳樹2 木下茂2
所属機関: 1大阪厚生年金病院 2大阪大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.39 - P.49
文献購入ページに移動緑内障視野の特徴として,Bjerrum領域の点状小暗点,弓形暗点,nasal step,固視部視野の末期までの残存,周辺島状視野の残存がよく知られているが,それらがどのような過程をたどつて進行するかは明確ではない。
われわれは多くの症例について検討の結果,今までに,視野による慢性原発緑内障の病期分類を確立し(1972,1975),それぞれの病期について視野の異常部位の頻度分布を調べ(1975,1976),更に各病期の視野異常が幾つのパターンに分類されるかを検討し(1977),それぞれ発表した。
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