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特集 第31回日本臨床眼科学会講演集 (その1) 学会原著
中心性滲出性網脈膜炎(Rieger)と黄斑部血管新生
著者: 丸山明信1
所属機関: 1群馬大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.137 - P.149
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眼底病変のうち,黄斑部に起る浮腫・出血・浸潤・瘢痕形成などは,直接視機能に影響を及ぼすことにより重大な問題であるが,これら黄斑部病変の発症機序については十分に解明されていない。
最近,いくつかの黄斑部疾患に脈絡膜由来の血管新生が証明され注目をあびている。黄斑に浮腫,網膜下浸潤,出血を伴つて発症するRieger型中心性滲出性網脈絡膜炎は,増田型中心性網膜炎とは異なつた予後と経過を示す疾患であり,これに遭遇することは稀ではない。
眼底病変のうち,黄斑部に起る浮腫・出血・浸潤・瘢痕形成などは,直接視機能に影響を及ぼすことにより重大な問題であるが,これら黄斑部病変の発症機序については十分に解明されていない。
最近,いくつかの黄斑部疾患に脈絡膜由来の血管新生が証明され注目をあびている。黄斑に浮腫,網膜下浸潤,出血を伴つて発症するRieger型中心性滲出性網脈絡膜炎は,増田型中心性網膜炎とは異なつた予後と経過を示す疾患であり,これに遭遇することは稀ではない。
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