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総説
神経眼科:最近の進歩と臨床上の問題点
著者: 下奥仁1 三村治1
所属機関: 1兵庫医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.1407 - P.1411
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この数年間,神経眼科の進歩は目ざましいものがあり,眼科領域の中で神経眼科の占める比重はますます増加の一途をたどつている。過日,京都国際会議場で行なわれた第23回国際眼科学会でNeuropathyのround table discussionにおいても,さすがに広い第1会場も満員の盛況であつたし,世界の多くの眼科医がこの方面に興味を有していることが感ぜられた。編集室から表題の如き執筆依頼を受けたが,それをどのように記述するかという問題の取捨選択に困惑した。そこで神経眼科のうち,視神経,眼球運動などの方面を除外し,比較的神経眼科専門以外の方々も興味がある二,三の点について記述を進めてみたい。
この数年間,神経眼科の進歩は目ざましいものがあり,眼科領域の中で神経眼科の占める比重はますます増加の一途をたどつている。過日,京都国際会議場で行なわれた第23回国際眼科学会でNeuropathyのround table discussionにおいても,さすがに広い第1会場も満員の盛況であつたし,世界の多くの眼科医がこの方面に興味を有していることが感ぜられた。編集室から表題の如き執筆依頼を受けたが,それをどのように記述するかという問題の取捨選択に困惑した。そこで神経眼科のうち,視神経,眼球運動などの方面を除外し,比較的神経眼科専門以外の方々も興味がある二,三の点について記述を進めてみたい。
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