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臨床報告
新生児外科と未熟児網膜症について
著者: 依田初栄1 森実秀子1 秋山洋2 三川宏3
所属機関: 1国立小児病院眼科 2国立小児病院外科 3国立小児病院麻酔科
ページ範囲:P.1413 - P.1420
文献購入ページに移動新生児医療は,後遺症なき救命(intact survi-val)を最終目標としながらも,その理想に向かつて,試行錯誤を重ねている段階であり,この場合に,未熟児網膜症の問題が必然的に深い関わりをもつてきた。さて,外科領域においても,近年の新生児麻酔,および新生児外科の急速な進歩に伴い,外科的疾患をもつ未熟児の生育率が漸次向上し,それと共に未熟児網膜症が問題とされるようになつてきたが,その関連性について検討した報告は大島1)の報告のみである。著者らは,国立小児病院において,過去10年間に外科手術をうけた未熟児について,網膜症の実態を検討し,若干の知見を得たのでここに報告する。
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