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Macular colobomaを伴うpigmented paravenous retino-choroidal atrophyの1例
著者: 今川亘男1
所属機関: 1東京医科歯科大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1463 - P.1469
文献購入ページに移動緒 言
近年,螢光眼底撮影法,電気生理学的検査法等の技術の開発進歩により,網膜色素上皮層の生理,病態について多くの新しい知見が見出されつつある。しかしそれらの新知見に対する解釈は,未だ確定されたものとはいえず,またそれらの所見にあてはまらない症例も多数存在し,今後さらに検討されなければならない。
Pigmented paravenous retino-choroidal atrophyは網膜色素変性症類似疾患であり,その特異な病状と比較的稀な疾患であるため,その本態が不明な疾患の一つである。今回著者は,macular colo-bomaを伴つたpigmented paravenous retino-choroidal atrophyと思われる1例を経験したので,その所見を報告し,加えてその病態について検討する。
近年,螢光眼底撮影法,電気生理学的検査法等の技術の開発進歩により,網膜色素上皮層の生理,病態について多くの新しい知見が見出されつつある。しかしそれらの新知見に対する解釈は,未だ確定されたものとはいえず,またそれらの所見にあてはまらない症例も多数存在し,今後さらに検討されなければならない。
Pigmented paravenous retino-choroidal atrophyは網膜色素変性症類似疾患であり,その特異な病状と比較的稀な疾患であるため,その本態が不明な疾患の一つである。今回著者は,macular colo-bomaを伴つたpigmented paravenous retino-choroidal atrophyと思われる1例を経験したので,その所見を報告し,加えてその病態について検討する。
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