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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科32巻11号

1978年11月発行

文献概要

総説

眼筋の異常運動について

著者: 久保田伸枝1 丸尾敏夫1

所属機関: 1帝京大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1513 - P.1519

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緒 言
 眼筋の異常運動としては,眼球振盪をはじめ,眼振様運動,眼球異常沈下ocular bobbing,ミオクローヌスocular myoclonus,オプソクローヌスopsoclonusなどがあり,また,眼筋の麻痺や過動も含まれる。このほか,Duane症候群にみられるような,異常神経支配あるいは背理性神経支配を示す異常運動もある。ここでは,紙数に限りがあるので神経学の領域でむしろ記述される機会の多いものについてはふれず,主として眼科でみられる眼筋の異常運動で,全身症状に乏しいため他科では記述されることのほとんどないものについて述べてみたい。そのような観点からここに記載するのは,Duane症候群,動眼神経麻痺後にみられる異常連合運動および交代性上斜位にみられる異常運動ならびに,Paradoxical conver-gence during lateral gazeおよびParadoxicaldivergence during lateral gazeである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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