icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科32巻11号

1978年11月発行

臨床報告

篩骨洞内眼球陥沒を呈したblowout-fractureの1症例

著者: 冨田直子1 浅山邦夫1 雨宮次生1

所属機関: 1京都大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1535 - P.1539

文献概要

緒 言
 SmithおよびRegan1)が,1957年に,眼窩壁骨折の特殊な型として,blowout fractureという名称を初めて使い,その特異な発生機序を明らかにしてから21年経つた。眼窩骨折の中で最も多いのは,外壁すなわち頬骨の骨折である2)が,blow-out fractureも決してまれなものではなく,日本でも,深道3),久冨2),三国4)のら数多くの報告がある。
 blowout fractureは眼窩縁骨折の有無により,pure typeとimpure typeとに分けられているが,眼窩縁骨折のあるimpure typeをblowoutfractureに含めるかどうかについては,なお混乱している。Smith,Converse自身も,含めるか否かについては,定義が定まつていないようである5)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら