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総説
緑内障の視野—早期異常と可逆性
著者: 湖崎弘
所属機関:
ページ範囲:P.1609 - P.1615
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今年5月,International Perimetric Society(I.P.S.国際視野研究会)の第3回シンポジウムが松尾治亘教授のお世話で東京で開かれたが,その緑内障部門のテーマは早期異常と可逆性であつた。
従来から緑内障の視野異常は不可逆性と考えられているので,早期発見,早期治療が原則であり,その意味で早期視野異常の形およびその検出法が問題となつている。しかしながら果たしてそうであろうか,厳密な意味の早期発見が可能であろうか,その方法は確立されているのであろうか,また厳密な早期治療が絶対に必要であろうか,の問題を症例を中心にしてここで論じてみたいと思う。
今年5月,International Perimetric Society(I.P.S.国際視野研究会)の第3回シンポジウムが松尾治亘教授のお世話で東京で開かれたが,その緑内障部門のテーマは早期異常と可逆性であつた。
従来から緑内障の視野異常は不可逆性と考えられているので,早期発見,早期治療が原則であり,その意味で早期視野異常の形およびその検出法が問題となつている。しかしながら果たしてそうであろうか,厳密な意味の早期発見が可能であろうか,その方法は確立されているのであろうか,また厳密な早期治療が絶対に必要であろうか,の問題を症例を中心にしてここで論じてみたいと思う。
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