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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科32巻12号

1978年12月発行

文献概要

臨床報告

眼底出血を伴う網膜色素変性症の2例

著者: 原田敬志1 安間正子1 安間哲史1 市川宏1

所属機関: 1名古屋大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1629 - P.1636

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緒 言
 網膜色素変性症に伴う眼底疾患としては白点状網膜炎(Franceschetti et al.1))や中心性網膜炎(霜鳥・大塚2))の報告があるが,これらと同様珍しい合併症としてコーツ症候群の合併が知られている。これらは1956年,Zamorani3)によつて最初に記載されついでMorgan & Crawford4),Sch-midt & Faulborn5)そしてSchmidt & Faulborn6)によつて紹介されており,わが国でも吉田・中島7)により報告された。
 ここに述べる自験例は浸出性変化や網膜剥離のない点で上記の記載例とはかならずしも一致しないが,血管にanomalyのあることから上述の範疇に属するものと思われる。臨床経過を報告し文献的考察を二,三付け加える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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