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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科32巻3号

1978年03月発行

文献概要

連載 眼科動物園・8

遺伝性白内障マウス(その2)

著者: 岩田修造1

所属機関: 1名城大学薬学部生体物理化学研究部門

ページ範囲:P.474 - P.478

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 眼異常が多発するマウスの中でも,劣性遺伝子により発現する遺伝性マウス白内障は特に珍らしいものであり,現在までにNakanoマウスといわれるcac系統種のみしか発見されていない。それも21年前に日本で発見8)されて以来,この劣性遺伝性白内障マウスのみが大切に継代保持されて研究に供されてきた。
 その研究とは,先月号で述べたごとく,1967年までに遺伝的解析8),形態学的観察18),タンパク質の変動9),1価陽イオンの変化10)などであり,さらにこのマウスの飼育・生長に関する種々の情報が蓄積された。そして,この自然発症モデルとしてのマウス白内障解明のために,次の研究のステップに入ることになる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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