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臨床報告
カラコルム山地より下山の途中に発症したと思われるブドウ膜炎の1例
著者: 湯口修次1 馬嶋昭生1
所属機関: 1名古屋市立大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.501 - P.504
文献購入ページに移動緒 言
高山病は1590年d'Acosta1)によりはじめて記載されてから,多方面にわたる研究がなされているが,その本質はいまだ不明である。高山病の眼症状に関しても,1839年Tschudi2)により報告されてから種々の報告があるが,眼底出血以外はあまり報告されていない。
今回著者らはカラコルム山地に登山し,その下山中に発症したと思われる興味あるブドウ膜炎の1例に遭遇し,その臨床経過を観察する機会を得たので,ここに報告する。
高山病は1590年d'Acosta1)によりはじめて記載されてから,多方面にわたる研究がなされているが,その本質はいまだ不明である。高山病の眼症状に関しても,1839年Tschudi2)により報告されてから種々の報告があるが,眼底出血以外はあまり報告されていない。
今回著者らはカラコルム山地に登山し,その下山中に発症したと思われる興味あるブドウ膜炎の1例に遭遇し,その臨床経過を観察する機会を得たので,ここに報告する。
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