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特集 第31回日本臨床眼科学会講演集 (その4) 学会原著
Phaco-emulsificationとaspirationによる白内障手術について(続報)
著者: 馬嶋慶直1 新美勝彦1
所属機関: 1藤田学園名古屋保健衛生大学医学部眼科
ページ範囲:P.595 - P.605
文献購入ページに移動Phaco-emulsifier aspiratorによる白内障手術について1977年われわれ1)はその手術手技の概略と30例35眼の白内障手術について術中,術後の合併症とその予後,核乳化に必要なultrasound timeの限界について発表し,更に同年本術式のstan-dard methodとneglect method2)についても検討し,更に1977年馬嶋3)は有核白内障における本術式の手術手技について報告した。その後更に手術例を加え6カ月から約1.5年の術後観察例が102例128眼に達したので,このうち30歳以上の症例で有核白内障と考えられた100眼に対し検討を試みると同時に本手術の適応を選択するに必要な事項について考察し,二,三の知見を得たので報告したい。
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