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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科32巻4号

1978年04月発行

文献概要

薬の臨床

Bumetanideの眼圧に及ぼす影響

著者: 蒲山俊夫1 森川節子1 服部美里1 環龍太郎1 小林直樹1 小池裕司1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.696 - P.700

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緒 言
 緑内障に対する全身投与の眼圧下降剤は,炭酸脱水酵素阻害剤,高滲透圧剤等があるが,これらの薬剤については,なお,満足し得る結果を得ないこともあり,更に新しい眼圧下降剤の開発が望まれている。
 今回,われわれは三共株式会社より新しい利尿剤で,主としてヘンレ係蹄を含む遠位部ネフロンに作用し,この部位のNaの再吸収を抑制することにより強力な利尿作用を有する1)というBumetanide(商品名Lunetoron)を眼圧下降の目的で使用する機会を得て,これが著しい効果を示すことを経験したのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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