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特集 第31回日本臨床眼科学会講演集 (その5) 学会原著
眼窩漏斗尖端部腫瘍のACTA scan所見
著者: 荻野總夫1 佐久間勝美1 増川弘1 塩川健1 劉弘文2 沖野秀麿2
所属機関: 1昭和大学医学部眼科学教室 2昭和大学医学部脳外科学教室
ページ範囲:P.777 - P.781
文献購入ページに移動眼窩腫瘍の診断に関しては従来より超音波シンチグラム,眼窩静脈撮影法,X線単純撮影等が行なわれていたがいずれも一長一短がある。
1972年英国にてコンピューター断層装置がEMI-Scannerとして発表されて以来その優位性により脳神経外科学のみならず眼科領域においても賞用されつつある。今回著者らは,確診困難であつた乳癌原発と思われる眼窩漏斗尖端部癌腫についてCT-Scannerにより確診を得,外科的治療を行なつた。
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