文献詳細
文献概要
臨床報告
緑内障病期と視神経乳頭—Ⅱ.乳頭—視野相関の統計的研究
著者: 塩瀬芳彦1 大見吉洋1 川瀬芳克1 伊藤照子1 天野みゆき1
所属機関: 1愛知県総合保健センター眼科
ページ範囲:P.823 - P.830
文献購入ページに移動緑内障において視野と視神経乳頭変化は相互に密接な関連をもち,かつこの両者が緑内障病期またはfunctional statusを示す最も信頼すべき指標と考えられている1)。
視野と視神経のいずれが先行変化するかに関してDrance2)は緑内障初期において視野欠損を伴わないcuppingの拡大,すなわちneuroretinalrimの消耗が起きることから視神経が視野に先行することを示唆し,Readら3)も同様の見解を示している。
掲載誌情報