icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科32巻5号

1978年05月発行

文献概要

臨床報告

黄斑円孔患者の非手術例および手術例の視機能について

著者: 上原雅美1 林重伸1 隅田義夫2 近江栄美子

所属機関: 1松下病院眼科 2関西医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.837 - P.842

文献購入ページに移動
緒 言
 黄斑円孔およびそれによる網膜剥離は,たとえ手術的に円孔の閉鎖に成功しても,その術後視力は悪く,黄斑円孔を生じた眼はともすれば予備眼とみられがちで,その診療上の関心は予防手術の適応や手術術式に向けられ,その視機能の検討は余り行なわれていない。しかし,視機能の最重要部である中心窩の機能が喪失した時,中心視力の低下によるその後の視機能,特に両眼視機能や両眼の対応状態がどのようになつているかは興味のある問題である。
 今回著者らは,黄斑円孔症例の非手術例および手術例について,諸種の視機能検査を行なつたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?