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特集 第31回日本臨床眼科学会講演集 (その6) 学会原著
Computed Tomography(CT)の眼科領域への応用
著者: 原雄造1 大西克尚1 大石純子1 小牧専一郎2
所属機関: 1九州大学医学部眼科学教室 2九州大学医学部放射線科教室
ページ範囲:P.885 - P.891
文献購入ページに移動1972年に英国のHounsfieldらによつて開発されたEMI-Scannerの実用化は,Computed To-mography(CT)による診断法という画期的な進歩を促した。その後,このCT検査は数年の間に著しい普及率でひろがり,一般化するようになつてきた。眼科領域においても,1974年より眼窩疾患の診断に導入され非常な威力を発揮し1〜5),本邦でも,その原理,方法,また症例などについて報告されるようになり,必要不可欠な根検査法としての地位を確立しつつある6〜9)。
今回,われわれは本装置を種々の眼疾患に使用し,その結果について検討を加えたので報告する。
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