文献詳細
特集 第31回日本臨床眼科学会講演集 (その6)
学会原著
眼窩疾患に対するComputed Tomography—冠状断層撮影
著者: 田中泰雄1 早川真人1 宮原伸二1 高橋睦正2
所属機関: 1秋田大学医学部眼科学教室 2秋田大学医学部放射線科
ページ範囲:P.893 - P.899
文献概要
コンピューター断層撮影は1972年Ambroseの報告1)以来,臨床方面に急速に導入され,眼窩疾患に対しても有力な診断法の一つとしてその評価は今や確立されつつある2,3)。しかし,眼窩部に対して一般には横断断層撮影(TA)の行われる事が多く,冠状断層撮影(CS)は未だ広くは行われていない4〜6)。われわれはこの方法の診断的価値を知る目的で,通常行われている(TA)に加え(CS)を併用して検討を試みた。
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