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臨床報告
超短時間流涙テスト—5秒間綿糸連続測定法とSchirmer法(5分間濾紙1回測定法)
著者: 栗橋克昭1
所属機関: 1京都大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1101 - P.1107
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流涙テストはシエグレン症候群の診断,聴神経腫瘍や小脳橋角部病巣の補助診断,顔面神経麻痺の部位診断と手術方法の決定,コンタクトレンズ装用の適否の決定などに使用される。シルマー法1)は最も普及しているが信頼性に乏しく涙分泌減少症の大まかなスクリーニングテストとして使用されているにすぎない。われわれはすでに綿糸を用いる流涙テスト法を報告してきたが2〜5),更に本法を発展させ連続測定することにより涙分泌減少の程度を知りうるようにしたので報告する。
流涙テストはシエグレン症候群の診断,聴神経腫瘍や小脳橋角部病巣の補助診断,顔面神経麻痺の部位診断と手術方法の決定,コンタクトレンズ装用の適否の決定などに使用される。シルマー法1)は最も普及しているが信頼性に乏しく涙分泌減少症の大まかなスクリーニングテストとして使用されているにすぎない。われわれはすでに綿糸を用いる流涙テスト法を報告してきたが2〜5),更に本法を発展させ連続測定することにより涙分泌減少の程度を知りうるようにしたので報告する。
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