臨床眼科32巻8号

1978年08月発行

GROUP DISCUSSION

第19回　緑内障

著者： 澤田惇¹

所属機関： ¹宮崎医大

ページ範囲：P.1275 - P.1278

文献概要

〔主題〕新しい緑内障の薬物療法
I．薬物投与手段について
〔話題提供〕
新しい薬物投与手段（Drug delivery system）について
　最近の緑内障薬物治療の上での注目すべき動向として，臨床薬理学とtechnologyの進歩に基づいて産み出された新しい薬物投与手段（drug delivery system）を利用した緑内障薬物治療の出現がある。新しい薬物投与手段のうち現在緑内障治療に応用されているものはまだ少数であるが，その近い将来における緑内障薬物治療に与える影響の重大性を考慮して，その概略を述べた。