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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科32巻9号

1978年09月発行

文献概要

臨床報告

Tolosa-Hunt症候群の1例

著者: 天野数義1 花村哲1 鎌野秀嗣1 畠中坦1 羅錦営2

所属機関: 1帝京大学医学部脳神経外科学教室 2帝京大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1337 - P.1341

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緒 言
 「海綿静脈洞,上眼窩裂,眼窩漏斗先端部の非特異的炎症に由来する有痛性眼筋麻痺(painfulophthalmoplegia)」はTolosa-Hunt症候群と呼ばれ,1954年Tolosa1)の報告,1961年Huntら2)の6例の報告があり,1966年SmithおよびTax-dal3)が追加報告するとともにTolosa-Hunt症候群と名付けたものである。ステロイド療法が著明な効果をみせることが特徴である。Huntはこの疾患に対し明確な基準をもうけているが,それにあてはまるTolosa-Hunt症候群の1例を経験したので報告し,あわせて文献的考察をおこなう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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