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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科33巻10号

1979年10月発行

文献概要

臨床報告 カラー臨床報告

3年間の経過観察を行なつたLeber's congenital amaurosisの1例

著者: 岡島修1 谷野洸1

所属機関: 1東京大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1361 - P.1364

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緒 言
 Leber's congenital amauroslsは,1869年にLeberが,瞳孔対光反応が消失し,眼振を伴い,Tapetoretinal degenerationに属し,遺伝性を行する先天盲として,初めて報告した疾患である1)
 その後90年間は数個の報告が散見されるのみであったが,1950年代にERGが臨床に応用されるに及んで,本症はにわかに注目を集めた。1957年Alströmらは175例を集めて報告し2),1959年にはSchappert-Kimmijserらが227例を報告した3)。ここで彼らは,本症においてはERGは記録不能あるいは極度の低振幅を示すと述べ,スエーデンおよびオランダの盲児のうち,それぞれ10%および18%が本症によるものであると推定している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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