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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科33巻10号

1979年10月発行

文献概要

眼科手術学会

硝子体手術に関する臨床的研究—(その6)網膜静脈閉塞症およびくも膜下出血に伴つて発生した硝子体出血に対する手術成績

著者: 松井瑞夫1 田代忠正1 佐藤節1 永田黄1 前保彦1

所属機関: 1日本大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1379 - P.1384

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緒 言
 われわれは前報1)〜4)までに,重症糖尿病性網膜症の眼内合併症,Eales病,眼外傷などに対する経毛様体扁平部硝子体切除術(以下,単に硝子体切除術と略記)の手術成績を報告してきたが,今回は網膜静脈閉塞症およびくも膜下出血に伴つて発生した硝子体出血に対する手術成績について報告する。両者を一括して報告する理由については後にものべるが,両者の硝子体混濁の病態が非常に類似しているためである。すなわち,大多数の症例において,乳頭とvitreous baseに癒着をもつた硝子体剥離を来たしている。このため手術々式も比較的容易な術式の適応となる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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