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臨床報告
Lanthony's New Color Testによる色覚研究—(1) 先天性赤緑色覚異常例について
著者: 市川一夫1 鳥井文恵1 平井陽子1 田辺詔子1
所属機関: 1名古屋大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1411 - P.1419
文献購入ページに移動色は色相,彩度,明度の3属性を持つているが,眼科の臨床においては,主として色相の混同について,検査がおこなわれてきた。
LanthonyのNew Color Testは,この3属性それぞれについて,同時に検査できる利点を持つている.このテストは,Polackが1931年に出したColor testと題する色票の分類テストを改良して作られたものであつて,色覚異常における有彩色と無彩色の混同に基礎をおく検査を中心とするものであり,色覚異常の質的評価(色相配列検査と無彩色分離検査)と量的評価(種々の彩度での検査と得点計算)が可能である。
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