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第1回眼科手術学会講演抄録集
著者: 住江憲勇1 中谷一1 前田一美1 久保田行男2 尾原正博2
所属機関: 1大阪厚生年金病院 2大阪厚生年金病院麻酔科
ページ範囲:P.1465 - P.1475
文献購入ページに移動塩酸リドカインによる急性中毒反応のimmediatetypeとdelayed typeの2症例を報告する。血中局麻剤濃度がどの位になつたら中毒反応を起こすかは,同じ血中濃度でも人によつて差があり,また,全身状態,心因性反応等の関与により,同一人でも状態によつて異なる。しかし,一たび中毒反応の徴候を呈したら速かに対処し,血中局麻剤高濃度遷延化を阻止せねばならない。そのために,①Diazepam投与,②気道確保による十分な酸素投与を改めて強調した。なお,Deryck Dun-calfが1970年に報告したGeneral AnesthesiaとLocalAnesthesiaとのDeath Rateには差が認められないように局所麻酔といえども十分な準備が必要である。
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