文献詳細
文献概要
臨床報告
Exfoliation syndromeの房水動態について
著者: 初田高明1
所属機関: 1京都第二赤十字病院眼科
ページ範囲:P.1511 - P.1514
文献購入ページに移動緒言
exfoliation syndrome (以下,本症と略)には高頻度に嚢性緑内障(glaucoma capsulare)を合併することが知られている。嚢性緑内障の発症機序については,なお議論のあるところであるが,落屑片(exfoliative flakes)による隅角線維柱帯細孔(trabecular pore)の閉塞が原因となつて起こる続発緑内障であるとする見解が有力である1〜5)。
わたくしは,本症の臨床所見,特に房水動態について検討したので,その結果について報告する。
exfoliation syndrome (以下,本症と略)には高頻度に嚢性緑内障(glaucoma capsulare)を合併することが知られている。嚢性緑内障の発症機序については,なお議論のあるところであるが,落屑片(exfoliative flakes)による隅角線維柱帯細孔(trabecular pore)の閉塞が原因となつて起こる続発緑内障であるとする見解が有力である1〜5)。
わたくしは,本症の臨床所見,特に房水動態について検討したので,その結果について報告する。
掲載誌情報