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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科33巻3号

1979年03月発行

文献概要

特集 第32回日本臨床眼科学会講演集 (その2) 学会原著

有裂孔性網膜剥離術後瘢痕化遅延に及ぼす因子について

著者: 杉田隆1 大久保享一1

所属機関: 1久留米大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.283 - P.288

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緒 言
 有裂孔性網膜剥離の治療の目的は裂孔を凝固して網脈絡膜癒着瘢痕を来たすことにあり,この瘢痕形成が早ければそれだけ患者の早期離床につながる。したがつて,瘢痕化遅延に及ぼす因子を知り,その因子をとり除くことは,とりもなおさず瘢痕形成を促進することになり早期離床が可能となる。しかしながら臨床例をもとにして瘢痕化遅延に及ぼす因子について詳細に検討した記載を過去にみない。そこでわれわれは有裂孔性網膜剥離術後瘢痕化遅延に及ぼす因子について検討したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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