文献詳細
特集 第32回日本臨床眼科学会講演集 (その2)
学会原著
文献概要
緒 言
有裂孔性網膜剥離の治療の目的は裂孔を凝固して網脈絡膜癒着瘢痕を来たすことにあり,この瘢痕形成が早ければそれだけ患者の早期離床につながる。したがつて,瘢痕化遅延に及ぼす因子を知り,その因子をとり除くことは,とりもなおさず瘢痕形成を促進することになり早期離床が可能となる。しかしながら臨床例をもとにして瘢痕化遅延に及ぼす因子について詳細に検討した記載を過去にみない。そこでわれわれは有裂孔性網膜剥離術後瘢痕化遅延に及ぼす因子について検討したので報告する。
有裂孔性網膜剥離の治療の目的は裂孔を凝固して網脈絡膜癒着瘢痕を来たすことにあり,この瘢痕形成が早ければそれだけ患者の早期離床につながる。したがつて,瘢痕化遅延に及ぼす因子を知り,その因子をとり除くことは,とりもなおさず瘢痕形成を促進することになり早期離床が可能となる。しかしながら臨床例をもとにして瘢痕化遅延に及ぼす因子について詳細に検討した記載を過去にみない。そこでわれわれは有裂孔性網膜剥離術後瘢痕化遅延に及ぼす因子について検討したので報告する。
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