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特集 第32回日本臨床眼科学会講演集 (その2) 学会原著
Preretinal macular fibrosisおよびCellophane maculopathyの後部硝子体所見
著者: 油井恵美子1
所属機関: 1福島県立医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.289 - P.296
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黄斑部に好発し,セロファン膜様異常反射および皺襲形成または膜形成を来す一連の疾患については,種々の名称1〜5)が提唱されていることから明らかな様にその発生機転をめぐつて定説がなく,後部硝子体の関与は示唆されながらも,十分な検討はなされていない。
後部硝子体と網膜との相互作用を解明するためには,眼底および後部硝子体所見を十分観察することがまず必要であり,細隙灯顕微鏡検査がこれらの所見を詳細に把握する上に最も適切な方法と考えられる。
黄斑部に好発し,セロファン膜様異常反射および皺襲形成または膜形成を来す一連の疾患については,種々の名称1〜5)が提唱されていることから明らかな様にその発生機転をめぐつて定説がなく,後部硝子体の関与は示唆されながらも,十分な検討はなされていない。
後部硝子体と網膜との相互作用を解明するためには,眼底および後部硝子体所見を十分観察することがまず必要であり,細隙灯顕微鏡検査がこれらの所見を詳細に把握する上に最も適切な方法と考えられる。
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