icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科33巻3号

1979年03月発行

文献概要

特集 第32回日本臨床眼科学会講演集 (その2) 学会原著

裂孔原性網膜剥離と緑内障(続報)

著者: 上野明廣1 村田美苗1

所属機関: 1関西医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.315 - P.323

文献購入ページに移動
緒 言
 われわれは裂孔原性網膜剥離眼にときに高眼圧を伴うことを経験したので,裂孔原性網膜剥離(以下単に網膜剥離とよぶ)と緑内障の関連性について検索し,すでに網膜剥離眼の8.5%に高眼圧例が存在すること,および原発性開放隅角緑内障が5%併存することを報告1)した。その後網膜剥離の眼圧状態についてさらに検索を続け,とくに剥離症例の他眼を詳しく検索し網膜剥離と原発性開放隅角緑内障との関連性について検討した。その結果,前報の結論を確認しさらにこの両者にはかなりの発病素因共通性のあることを示す興味ある成績をえたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら