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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科33巻3号

1979年03月発行

文献概要

臨床報告

Hypertrophy of the retinal pigment epithelium

著者: 林重伸1 近藤武久1 宮代汎子1

所属機関: 1神戸市立中央市民病院

ページ範囲:P.369 - P.374

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緒 言
 われわれ眼科医を脳ます問題の一つに,眼底の黒色病巣がある。このような病巣の中には,いろいろな疾患が含まれているが,まず第一にmalignant melanomaが疑われて眼球摘出を受ける症例も多いことは,古くより指摘されているところである1)
 この黒色病巣を大別すると,脈絡膜から発生するものと,網膜から発生するものとの2種類に分けられる。このうち,網膜から発生するものは,比較的まれなものであるが,網膜色素上皮(retinal pigment epithclium,以下RPEと略す)のhypertrophyも眼底の黒色病巣として観察されるものの一つである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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