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連載 眼科臨床レントゲン診断学・15
各論(12):神経眼科(その3)—神経眼科とCT (1)頭部正常CT所見
著者: 丸尾敏夫1 桐渕利次1
所属機関: 1帝京大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.382 - P.383
文献購入ページに移動頭部CTの検査方法については,眼窩の場合には,眼窩下縁と外耳孔とを結ぶReid's base line (RBL)が基準であつたが,頭部の場合には図1に示すように,外眼角部と外耳孔とを結ぶcanthomeatal line (CML)から10°顎を下げた状態,すなわち前上りの基準線を用い,基準線に平行に,2cm上方を中心に,上下1cmの間隔で,4スキャン,8スライスの断層撮影を行う。病変部位のコントラストを強くして,画像を一層明らかにするために,造影剤静注による増強法enhancementが行われる。
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