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特集 第32回日本臨床眼科学会講演集 (3) 学会原著
いわゆる"Idiopathic"triangular syndromeの活動性病変
著者: 竹田宗泰1
所属機関: 1札幌医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.457 - P.467
文献購入ページに移動Triangular Syndromeの活動性病変について全身疾患または眼局所病変(手術,外傷,光凝固など)に続発するものに関しては多数の報告1〜14)がある。これらの報告によると眼底変化として島状から三角形状あるいは境界不鮮明な網膜深層の白色混濁および漿液性網膜剥離がみられ,急性の経過をたどる。これに対し基礎疾患が認められないいわゆる"Idiopathic"の症例では活動性病変として網膜剥離のみが報告され15〜18),症例も少ない。著者は"特発性"の本症候群中7症例に活動性病変を認め,漿液性網膜剥離に加え網膜下新生血管,網脈絡膜萎縮病変の拡大進行,網膜毛細血管の透過性亢進など多彩な病変を呈することを確認したので報告する。
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