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臨床報告
徹照像撮影による白内障水晶体混濁の解析
著者: 尾羽沢大1 河原哲夫1 長尾玉子1 佐藤薫1
所属機関: 1東海大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.533 - P.537
文献購入ページに移動老人白内障水晶体混濁に関しては,発現部位ならびに形態に関し,既に詳細な検討がなされ,分類も試みられているが1〜3),混濁の時間的経過に関する解析はいまだ不十分である。白内障の進行が通常慢性で,長期にわたる混濁の変化を的確に記録することの困難性がその一因と考えられる。われわれは先に偏光を用いて角膜反射を除去し,良質な永晶体徹照像写真を記録する方法を開発した4)。今回本法により経過を追つて撮影した白内障水晶体の徹照写真像より,水晶体混濁ならびにその時間的経過の解析を試みた。
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