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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科33巻4号

1979年04月発行

文献概要

臨床報告

徹照像撮影による白内障水晶体混濁の解析

著者: 尾羽沢大1 河原哲夫1 長尾玉子1 佐藤薫1

所属機関: 1東海大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.533 - P.537

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緒 言
 老人白内障水晶体混濁に関しては,発現部位ならびに形態に関し,既に詳細な検討がなされ,分類も試みられているが1〜3),混濁の時間的経過に関する解析はいまだ不十分である。白内障の進行が通常慢性で,長期にわたる混濁の変化を的確に記録することの困難性がその一因と考えられる。われわれは先に偏光を用いて角膜反射を除去し,良質な永晶体徹照像写真を記録する方法を開発した4)。今回本法により経過を追つて撮影した白内障水晶体の徹照写真像より,水晶体混濁ならびにその時間的経過の解析を試みた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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