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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科33巻5号

1979年05月発行

文献概要

特集 第32回日本臨床眼科学会講演集 (その4) 学会原著

白内障記録における一考察—赤外線カラーフイルムを使用して

著者: 呉圭福1

所属機関: 1日本医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.657 - P.660

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緒 言
 白内障において,その混濁度を記録写真により比較検討することは,客観的に白内障の進行度を判定,ひいては治療薬の効果判定をする上で大いに参考となる。今までにもカタリン点眼液の効果判定基準として,Hockwinら1)や岡本2)は,眼底カメラによる徹照写真を,林ら3)は細隙灯顕微鏡写真装置を使つた徹照写真,スリット写真,ステレオ写真を用いている。このように従来より,撮影装置,撮影方法により良い写真を撮るための検討が重ねられてきた。
 今回はこれらに加え,フイルム面からの検討の試みとして,通常のカラーフイルムの他に,赤外線カラーフイルムを用いて白内障を撮影し,主にそれの持つ偽色(false-color)作用による効果を比較検討してみた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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