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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科33巻5号

1979年05月発行

文献概要

特集 第32回日本臨床眼科学会講演集 (その4) 学会原著

視覚電位自動記録装置の開発

著者: 田沢豊1 米良博量1 近藤駿1 笹森秀文1 小笠原孝祐1 油井秀夫1

所属機関: 1岩手医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.661 - P.666

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緒 言
 生体の視器が発生する電気現象を眼科臨床の診断に応用する,いわゆる電気生理学的検査としては,いくつかの種類があり,近年に至つてその一部は臨床的に普及し,診断あるいは予後の判定に不可欠のものとなつてきた。このような検査のうちで,主として現在用いられているものは,網膜電位図(ERG),眼球電位図(EOG),視覚誘発皮質電位(VECP),眼振図(ENG)などが一般的である。
 しかし,これらの諸検査のための測定器は,それぞれ各個に作成されており,また製品化されているものはその一部のみである。そこで今回は上記の検査を1台の機械でそれぞれ施行する能力を有し,かつ検査の操作と得られたデーターの処理,記録を内臓するコンピューターで行い,検査を容易ならしめるための装置の開発を試み,一応の成功をみたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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