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特集 第32回日本臨床眼科学会講演集 (その4) 学会原著
視運動欠損を呈した後頭葉障害の1剖検例
著者: 武田純爾1 筒井純1 調輝男2
所属機関: 1川崎医科大学眼科学教室神経眼科部門 2川崎医科大学眼科学教室神経病理部門
ページ範囲:P.698 - P.702
文献購入ページに移動後頭葉障害の病理学的報告の中で負荷眼球運動検査所見との関連を論じたものは少ない。今回われわれは,Cogan1)が初めて記載したoculomo-tor apraxiaの状態を一見呈しており,視性の合目的眼球運動は不能であつたが,音声で誘導した衝動性眼球運動は可能であつた1症例の病理解剖所見を得たので,生前の眼球運動図(EOG),あわせて視覚誘発脳波(VECP)の異常所見と脳の病理学的所見との比較検討した。
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